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#:001 Records Renaissance

「根強い海外のレコード文化と日本のレコードショップ」

冒頭でも書いたが、近年ヨーロッパでは、レコード熱が熱く、プレス量が増加している。アメリカはご存知の通りレコード大国だ。
渋谷に訪れる外国人たちも旅行できたというのもあるが、彼らのレコードの買いっぷりには、ド肝を抜かれる。DJはもちろんだが、一般の方もガンガン買う。
彼らはとてもレコードを欲しがる。

個人的に、日本人も一部の愛好家やレコード好きなDJ達は欲しがるのだが、一般の方はそこまで欲しがっていないように思える。レコードヘ興味の格差がものすごくあり、入り口がすごく固そうに感じるからだろうか。

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一方、世界からの日本への評価は著しく良く、”レコードの宝庫”とも言われているほど、良いレコードが揃っている。
これは一重に、レコード文化黎明期より、レコード愛に満ちあふれたバイヤーの方々が、自分達のセンスをかけて買い付けてきた事にあると思う。

僕はたまたま前職の関係でHIPHOP界のレジェンド、ピート・ロック氏(90年代初頭HIPHOP黄金期に、Soul,Funk,Jazz,Reggaeなどのレコードをサンプリングし、数々の名曲を残してきた伝説のプロデューサー)とお会いする機会があったのだが、彼ほどのディガーですら、「日本のSHOPに一件よれば、アメリカで数十件回らないと集められないレコードが手に入る」と言う。「お金が足りるのなら、レコード箱ごと買いたいね」と笑いながら言っていた。

これはレコード好きには、天国のようなものだ。

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せっかくこんな素晴らしい環境が目の前にあるのだから、少しでもレコードに興味を持った人たちは、手を伸ばして欲しい。
確かに、機材を揃えるとなると数万円かかるが、上手く買えば1万円程度で収まる時もある。レコードが高いなと思ったら、格安コーナーから選べばいい。大概どの店も300円や100円均一などの格安のコーナーが設けられている。
格安コーナーというのは、ショップスタッフのお目にかからなかったモノ達や、店頭で長い間売れ残ったモノ達ばかりだ。しかし、試しに買ってみると案外いい内容のモノがあったり、面白いものがでてきたりもする。
こういった他の方の価値観にそぐわなかった物達の中から、素晴らしい作品を探し出すと言うのもレコードの一つの楽しみなのである。

「レコードってなんか、かっこいいよね。」「あのジャケット壁に飾ってみたい。」本当にきっかけは何でもいいと思う。
何かしらの理由があり少しでもレコードに興味がある人は、是非ともその目の前の扉をあけて欲しいと思う。

見た目は少しばかり重工で頑に閉ざされているように感じても、案外ノブに手を伸ばせばあっさりと開くものだ。

NO WAVE TIMESでは、この後「#002 レコードで聞こう!!〜入門必須機材〜」「#003 中古レコードAtoZ」等、掲載予定ですので、是非ともレコードに興味を持っていただいた方には、目を通していただきたい。

“意外と簡単に聴けるじゃないか”と、感想を持っていただければ幸いだ。

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